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韓国のサムスン電子<005930.KS>は17日、米アップル<AAPL.O>のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新機種「4S」がサムスンの特許を侵害しているとして、日本とオーストラリアの裁判所に同製品の販売差し止めの仮処分を申請したことを明らかにした
サムスン電子は「特許が侵害されていることを踏まえ、サムスンは問題のアップル製品の販売は禁止されるべきだと確信している」とする声明を発表した。 サムスン電子は今月に入り、アイフォーン4Sが自社のワイヤレス技術関連の特許2件を侵害しているとして、フランスとイタリアでも同製品の販売差し止めの仮処分を求めると表明していた。 両社は4月以降、スマートフォンやタブレット端末関連の特許をめぐって10カ国で訴訟合戦を展開している。アップルはサムスン電子にとって最大の顧客でもある。 一方、アップルがサムスン電子による特許侵害を理由にサムスンの新型タブレット端末「Galaxy(ギャラクシー)タブ10.1」やスマートフォンの販売差し止めを求めた裁判では、オーストラリア、ドイツ、オランダの裁判所がアップルの主張を認め、一部製品の販売差し止めの仮処分を言い渡している。サムスンは17日、この決定を不服として、オーストラリアの裁判所に控訴したことを明らかにした。 また、サムスングループの広報によると、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)最高執行責任者(COO)は16日、先日死去したアップルのスティーブ・ジョブズ会長の追悼式典に出席するため、米国に向けて出発した。地元メディアは、李COOが現地でアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と直接訴訟問題について協議する可能性があると報じているが、サムスングループの広報はこうした観測を否定している。 PR |
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